私たちのこと
「活動をはじめたきっかけは?」よく尋ねられます。
簡単に一言でいえば、人の義務です。
愛玩動物の終生飼育に対する人の倫理観の欠如による命の軽視、
殺処分に対する都合のよい人間の解釈とルールを変えるため活動します。
どうして?に目を向けてもらいたい。
「ゴミを漁る」「自分の住む場所が汚くなる」などは
人間の都合であって、動物たちのせいではありません。
そう考える人間側がもたらした結果の考え方です。
なぜ、「ゴミを漁る」のでしょうか?
過酷な環境で生きる動物たちの体には、
プラスチックや小石が詰まっていることがあります。
仮に満足に食べることができれば、ゴミを漁るでしょうか?
ゴミ漁りを防止する知恵と思慮深さを持っているのは、
私たち人間側ではないでしょうか?
なぜ、「自分の住む場所が汚くなる」と
不安になるのでしょうか?
正しい知識を持たずに可愛がることで「世話をすると増える」という不安からでしょうか?
汚物処理を誰もしないから自分がすることになる、だから根本から排除したいという、人同士の憤りだったことの転嫁でしょうか?
暮らしの中の当たり前が、
豊かさをもたらす。
ある異国や日本の一部地域では、動物と人間が共生できる人づくり、街づくりが進んでいます。
「自分がしていることは動物愛護活動だ」という認識さえ存在せず、当たり前に人の暮らしの中にあります。そこに共通しているのは共感力と思いやり、人の知恵です。
「環境美化活動の為の動物愛護」ではなく「動物愛護」と「環境美化活動」というものを切り離し、人間本位からの考えをせず、ひとつの命を軽視することのないよう、思慮分別出来る世の中になってほしい。
人が当たり前のように動物愛護活動に取り組むことにより、人も地域猫も愛玩動物も安心して暮らせる世の中にしたいのです。
自分の生活よりも優先する必要はありません。
でも、一人ひとりの少しの思いやりの繋がりと重なりが、地域に人に、いのちにやさしい街となり、その思いやりのある心と行動は、大人を見ている子どもたちにも芽生えます。
そのような心が基盤にある街づくりは、私たちの暮らしへ目に見えない豊かさをもたらすのではないでしょうか。